Aperport (アペルポート)データ取扱規則

本データ取扱規則(以下「本規則」と言います。)には、本サービス(Aperport:アペルポート)の提供条件及び当社(スフィアネット株式会社)と登録ユーザーの皆様との間のデータの取扱いに関する権利義務関係が定められています。本規則は本サービスの利用規約の一部分を構成しています。本サービスの利用に際しては、本規則の全文をお読みいただいたうえで、本規則に同意いただく必要があります。

第1条(適用)

1. 本規則は、本サービスにおける当社と登録ユーザーとの間のデータの取扱いに関する権利義務関係を定めることを目的としています。

2. 本規則は当社が当社ウェブサイト上で掲載する「利用規約」の一部を構成するものとします。

3. 本規則の内容と、前項のルールその他の本規約外における本サービスの説明等とが異なる場合は、本規則の規定が優先して適用されるものとします。

第2条(定義)

本規約において使用する以下の用語は、各々以下に定める意味を有するものとします。

(1)  「データ取扱規則」とは、本規則を契約条件として当社と登録ユーザーの間で締結される、本サービスの利用契約の一部(データの取扱いに関する部分)を意味します。

(2)  「対象データ」とは、本サービスにおいて提供又は利用されるデータをいいます。

(3) 「プロジェクトデータ」とは、対象データのうち、登録ユーザーが本サービス上で発注者として登録する開発プロジェクトに関する情報を登録したデータをいいます。

(4)「エンジニアデータ」とは、対象データのうち、登録ユーザーが本サービス上で受注者として登録するエンジニアに関する情報を登録したデータをいいます。

(5)「営業データ」とは、対象データのうち、登録ユーザーが本サービス上で発注者または受注者として登録する営業に関する情報を登録したデータをいいます。

(6)「関係性データ」とは、対象データのうち、登録ユーザーが本サービス上で発注者または受注者として登録する、相手方の会社または人(エンジニア、営業)との関係性の中で生じるデータをいいます。具体的には、「受発注データ」(発注会社対受注会社)、「選好データ」(発注会社のプロジェクト/エンジニア対受注会社のエンジニア)、「フィードバックデータ」(発注会社のプロジェクト/エンジニアと受注会社のエンジニア)があります。

(7) 「対象データ等」とは、対象データ及び派生データをいいます。

(8) 「利用等」とは、利用、使用、加工等、開示、譲渡(利用許諾を含みます。) 及び処分等をいいます。

(9) 「加工等」とは、対象データを加工、分析、編集、統合等することをいいます。

(10) 「派生データ」とは、対象データを加工等したデータをいいます。

(11) 「統計データ」とは、個々の対象データを加工等して作成される派生データのうち、対象データの集合体であって、そのデータの集合体のもつ集団的現象を数値で表し、かつ当該数値から特定の個人、法人又は団体を識別することができないものをいいます。

(12)「サービス内公開データ」とは、統計データのうち、当社がサービス内で公開するデータをいいます。

(13)「サービス外公開データ」とは、統計データのうち、当社がサービス内のみならず、サービスの外で広く社会的に公開するデータをいいます。

第3条(対象データの保証・不保証)

1. 登録ユーザーは、当社及び他の登録ユーザーに対して、以下に掲げる事項が正確かつ完全であることを、表明し、保証します。

(1)適法かつ適切な方法によって対象データが取得されたものであること

(2)対象データに個人情報等が含まれていないこと

 

2. 登録ユーザーは、対象データの提供にあたって、対象データの正確性、完全性(対象データに瑕疵がないことを含みます。)、安全性(対象データがウィルスに感染していないことを含みます。)、有効性(対象データの本目的への適合性を含みます。)、対象データが第三者の知的財産権その他の権利を侵害しないこと、提供データが継続して提供されることを、いずれも保証しないものとします。

第4条(当社による対象データの利用権限管理等)

1. 当社は、本サービスを通じて提供を受けた対象データを、自らが保有する他のデータと明確に区別し、善良なる管理者の注意をもって管理・保管するとともに、適切な管理手段を用いて、自己の営業秘密と同等以上の管理措置を講じるものとします。

2. 当社は、本サービスを通じて提供を受け又は取得した対象データを統計データとして利用、使用、加工等する権限(当該統計データにおいて対象・データの識別ができない場合に限るものとします。)及び本サービス上で本目的の範囲内で新たなサービスを提供するためのシステム開発のために利用、使用、加工等する権限(当該サービス及びシステムにおいて対象・データの識別ができない場合に限るものとします。)を有するものとします。

3. 前項の加工等を行うにあたり、当社は、その業務を第三者に委託することができるものとします。

4. 当社は、第2項に基づき生成された統計データを、本サービス環境上で対象データ(サービス内公開データ)として提供することができるものとします(但し、当該対象データを提供した登録ユーザーが異議を述べた場合はこの限りではありません。)。

5. 前項に基づき加工等された統計データ及びシステムに係る著作権その他の知的財産権は、当社に帰属するものとします。

6. 当社は、前各項により認められた利用権限を超えて、対象データを利用等してはならないものとします。

第5条(対象データの削除)

1. 登録ユーザーは、「メンバーデータ」「エンジニアデータ」「営業データ」を本サービスに登録した後、自らの裁量で当該データを本プラットフォーム上から削除することができます。なお、「エンジニアデータ」「営業データ」は弊社別サービスのExperportからのAPI連携を解除することによって本サービスから削除されることとします。

2. 登録ユーザーは、「プロジェクトデータ」を本サービスに登録した後、当社への削除依頼により物理削除をすることができます。

3. 登録ユーザーは、「会社情報」「会員情報」を本サービスに登録した後、当社への削除依頼により、論理削除を行う権利を有するものとします。

4. 登録ユーザーは、「プロジェクトデータ」「エンジニアデータ」「営業データ」のいずれか登録し、他社の「プロジェクトデータ」「エンジニアデータ」「営業データ」との間でマッチングや関係性を示す情報を「受発注データ」「選好データ」「フィードバックデータ」として生成した場合には、これらのデータについて論理削除および物理削除することを当社に要求する権利を有しないものとします。この場合、マッチング相手および商談相手がマッチングや商談を行う前の段階で登録されていた情報を継続して閲覧することができることに同意するものとします。(マッチングおよび商談のあとに「プロジェクトデータ」「エンジニアデータ」「営業データ」の内容を変更することは可能ですが、特定のマッチング相手および商談相手は変更前の情報を閲覧することができることを意味します。)

物理削除可能(ユーザー裁量) 物理削除可能(当社へ削除依頼) 論理削除可能(物理削除不可)(当社へ削除依頼) 論理削除不可
会社情報 - - 〇(依頼により削除) -
会員情報 - - 〇(依頼により削除) -
メンバーデータ - - -
プロジェクトデータ - - -
エンジニアデータ 〇(紐づけ解除) - - -
営業データ 〇(紐づけ解除) - - -
受発注データ - - - 〇(内容更新は可能)
選好データ - - - 〇(内容更新は可能)
フィードバックデータ - - - 〇(内容更新は可能)
統計データ - - -
サービス内公開データ - - 〇(異議申立により削除) -
サービス外公開データ - - 〇(異議申立により削除) -

第6条(対象データ等の漏えい等の場合の対応)

1. 登録ユーザーは、自ら又は他の登録ユーザーによる対象データ等の漏えい、喪失、本規則に違反する対象データ等の利用等(これらを総称して、以下「対象データ等の漏えい等」といいます。)を発見した場合、又は、対象データ等の漏えい等が合理的に疑われる場合には、直ちに当社にその旨を通知しなければならないものとします。

2. 当社、前項による通知をした登録ユーザー及び他の登録ユーザーは、協力して対象データ等の漏えい等の事実の有無を確認し、対象データ等の漏えい等の事実が確認できた場合には、当社はその原因を調査し、再発防止策について検討するととも、その概要を必要な範囲で、他の全ての登録ユーザーに対して共有するものとします。

3. 前項の調査に基づき、対象データ等の漏えい等の原因が登録ユーザーにあった場合には、当該調査費用及び再発防止策の費用は、登録ユーザーの負担とします。

第7条(解約の効果・退会時のデータの取扱い)

当社と登録ユーザーとの間の利用契約及び本規則が解約された場合であっても、当該解約は、当該登録ユーザーと当社との間でのみで効力を有し、当該解約の効力は他の登録ユーザーには及ばないものとします。この場合において、既に当該登録ユーザーが本サービスに登録した対象データ及びその派生データ、並びに、当社が対象データを利用、使用、加工等して作成された統計データ及び開発されたシステムについては影響を及ぼさないものとします。

【2024年4月1日制定】