~Aperport機能紹介:受注会社として使用するエンジニアの営業情報の登録・公開機能~
本記事ではAperport(アペルポート)のエンジニア情報を登録し公開する機能の概要と、画面設計・機能設計の意図・背景をお伝えします。
目次
エンジニアの営業情報の登録機能
人月単価
稼働状況
エンジニアの営業情報のAperport内での公開機能
エンジニアの営業情報登録機能の設計意図
人月単価の上下限を設定することのメリット
稼働状況の設定に関するメリット
エンジニアの営業情報の登録機能
エンジニアのポートフォリオはExperportで登録され、AperportにAPI連携される仕組みですが、エンジニアの営業に関わる情報はAperportのみで保持されます。
具体的には、人月単価と稼働状況になります。
人月単価
人月単価は上限値と下限値を設定することができます。
単価情報についてはマッチング度の計算において、顧客側が希望する上限・下限の幅と重なる範囲が大きいほどマッチング度が高くなります。
稼働状況
稼働状況については
「稼働可」
「稼働終了予定」
「稼働中(終了時期未定)」
から選ぶことができます。
いずれの場合においても、エンジニアのポートフォリオをAperport内で公開することができます。
エンジニアの営業情報のAperport内での公開機能
エンジニアの営業情報の設定が終了したら、公開ステータスに変更することができます。
これにより、Aperport上でプロジェクトを保有する発注会社の検索対象になります。
また、Aperportを利用していない自社顧客に対して限定公開URL(パスワード付き)を発行することができるようになります。
エンジニアの営業情報登録機能の設計意図
エンジニアの営業情報については、人月単価および稼働状況の柔軟な設定により、営業の幅を広げることができます。
人月単価の上下限を設定することのメリット
人月単価の設定は、交渉の主たる要素となります。
上限・下限の値を自社内で設定したとしても、顧客に対しては上限値のみを提示するか、本来希望する上限値よりも単価を下げて、顧客が受け入れやすい価格にして、利益を抑えてしまうという問題がありました。
しかし、Aperportにおいては、自社で設定した上限値・下限値が顧客に知られることがなく(各社の運用方針によりますが、積極的に開示をしなければエンジニアにも知られることはありません)、Aperportの中だけに情報を保持することで、価格感がより合う顧客を見つけやすくなります。
※顧客側も上限値・下限値を設定しますが、その中身を知ることはできません。契約交渉の双方の上限・下限値を把握できるのはAperportのシステムのみとなり、そのマッチング度は自動で計算されます。
稼働状況の設定に関するメリット
稼働状況の設定は、より広範囲でのプロジェクトの探索において重要になります。
一般的に稼働状況は「稼働可」(現在すでに空き状態である)または「稼働終了予定」の場合になります。それに加えて、「稼働中(終了時期未定)」のステータスでも発注会社の検索対象とすることができます。
これにより、現在参画中の現場がアンマッチで、他のプロジェクトを探している場合にも、他の顧客の検索対象とすることができます。
まとめ
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Aperportは、Experportから取り込んだエンジニアのポートフォリオの情報とは切り離して、受注会社の営業担当が単価・稼働状況を別途登録することができます。
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単価の上限・下限の設定や、稼働中であっても公開できる仕組みにより、メールや口頭で伝える場合では実現できない、より広範囲で利益率を高められる可能性のある営業を実現することができます。