AperportはSIerとSES会社の間のマッチングおよび評価などを行うためのプラットフォームです。
対して、Experportはエンジニア向けのポートフォリオ作成サービスです。
2つのサービスを分けている理由は、Aperportが会社間のパートナーシップの構築・維持・強化を行うことを支援するものであり、Experportはエンジニアのキャリア構築支援を支援するもので、両者の目的が異なるためです。
しかし、Experportはエンジニアのキャリア構築支援のためのポートフォリオ作成サービスではあるものの、キャリアの構築は他者(所属会社や、顧客)との関係性の上ではじめて成り立つものです。
したがって、AperportとExperportは全体として、SIer業界のなかでシステム開発に関わるすべての主体の関係性をより豊かなものにするためのサービス群となっており、これを実現するためのアーキテクチャを模索してAperportとExperportを分離する判断をしています。
両サービスを分けることにより以下のメリットが生まれます。
- Aperportで発注会社が閲覧するエンジニアのポートフォリオは、完全にエンジニアの管理の下で作成されたものになります。ポートフォリオの作成にあたり、受注会社の営業のアドバイスを受けることは可能ですが、受注会社の営業がエンジニアのあずかり知らぬところで直接書いたり、編集したりする可能性を減らせます。
- エンジニアは転職をした場合でもデータを引き続き自分で管理することができます。Excelファイルを自分で持ち続けることが出来るのと同様、ウェブ上のポートフォリオも自分で管理ができます。
また、両サービスを連携させることにより以下のメリットが生まれます。
- エンジニアはポートフォリオに登録した内容が、Aperportを通じてマッチングに利用され、さらに評価情報も蓄積されていくことから、自分のスキルをより網羅的に伝えたり、スキルレベルをより正確に記載するインセンティブが生まれます。(Aperportでは細かな情報でもマッチングのきっかけとなるように検索機能を実装しています。また、スキルレベルに即して発注会社向けの評価アンケートをとるため、正しいスキルで申告するほど、評価が高くなります。)
- 受注会社としてエンジニアの人事管理を容易に行えるようになります。Experportに登録された情報をAperportにAPI連携して閲覧することは無償でできるため、実質的にエンジニアのスキル管理を行う人事管理システムとしてご利用いただけます。