目次
エンジニア情報連携機能
エンジニア情報の連携機能のメリット
エンジニアの振り返り支援およびキャリア構築支援
人事管理システムとして活用
福利厚生
AperportとExperportのサービスを分けている理由については関連記事をご参照ください。
Aperportにおいてエンジニアの情報を登録するためには、まずExperportでエンジニアに自身のアカウントを登録してもらう必要があります。
次に、Experport上のエンジニアのアカウントに対して、Aperportから連携許可依頼を出します。
エンジニアはメールで連携許可依頼を受け取り、添付のURLにアクセスしてから、Experportにて連携許可を承諾することことができます。
その後、受注会社の営業担当などがAperport上でエンジニアのポートフォリオを閲覧できるようになります。
連携を行う時点でポートフォリオが完成している必要はなく、エンジニアに対してアドバイスをしながらエンジニアのポートフォリオ作成を支援することができます。
連携がなされた時点ではデフォルトで「非公開」のステータスになっています。
これは発注会社がエンジニア検索をしてもエンジニアのポートフォリオが非公開のため、検索結果に出てこないことを意味します。
エンジニア情報の連携機能を活用することで、エンジニアと受注会社の双方にとって次のようなメリットがもたらされます。
Experportのポートフォリオのフォーマットは役割・技術・ドメイン知識・語学に関して網羅的にスキルの登録が出来るようになっています。また、それぞれのスキルに関してレベルの設定と、その根拠となるエピソードも記載できるようになっています。
すべてを埋める必要はありませんが、スキルに自信がある点についてはしっかりとアピールができるようになり、発注会社側への説得力が上がります。
ポートフォリオの作成を通して、自身のスキルの棚卸しができるため、エンジニアにとっては振り返りのきっかけとなります。また、同時に他者からみた自分のアピールポイントも強く意識できる仕掛けとなっているため、キャリア計画についても頻繁に再考できる機会を得られます。
受注会社としては、エンジニアに対するキャリア構築支援、営業方針の策定において、ポートフォリオを活用することで、エンジニアの本音を引き出したり、アピールポイントを引き出しやすくなります。
大手のSIerでない限り、毎月固定費のかかる人事管理システムを導入しているシステム開発会社は少ないはずです。人事管理システムは社内で様々な仕事がある中で最適配置を行うために必要なものになりますが、SES会社は派遣会社の場合、顧客の案件次第で仕事が大きく変わるため、社内単独で人事管理システムを構築・運用しても、経営上のインパクトを生み出しにくく、社外の案件情報と組み合わせなければ意味がありません。
Aperportの場合、Experportと組み合わせることでスキル管理の機能に関しては無償で利用でき、簡易な人事管理システムとしてご活用いただけます。また、管理されたスキル情報をそのまま営業に使えるようになっているためメリットはあれどデメリットはありません。
受注会社においてはエンジニアの確保が売上・利益を上げるために最重要となりますが、最終的にはエンジニアに選択権があります。エンジニアにとっては挑戦ができる職場、安定した職場、適正な評価をしてくれる職場といった形で職場に対する期待を持っているので、エンジニアの1つまたは複数の要望に応じていく必要があります。
したがって、エンジニアを囲い込もうとしても離れていくおそれがあり、それよりもエンジニアの満足度を上げるためにできることをやり続けることで結果的に会社に残ってくれるというのが理想的な関係性構築方法になります。
ポイントはエンジニアの主体性を尊重するということにあります。
AperportおよびExperpotを活用することで、エンジニアはExcelやワードだけでは表現が難しいことを、ウェブ上のポートフォリオでアピールできるようになります。これにより自分の要望に合ったプロジェクトにアサインされる可能性が高くなるというのが最も重要なメリットですが、さらにこれを転職した後も保持できるという点がエンジニアの主体性を尊重するために役立ちます。
もちろん、会社としてはエンジニアの転職後の支援をしたいわけではなく、社内に残ってほしいと思うかもしれませんが、エンジニアのキャリアアップにコミットする姿勢を示して、はじめてエンジニアも自社の持つプロジェクトにコミットして結果を出そうとするはずです。